(社長ブログ)No4946 明日退院を迫られて、と入居相談があった方が半年後再度相談に。抗がん剤治療・CVポート留置であんしん村に入居出来るのか?、その1相談の経緯とCVポートとは

(社長ブログ)No4946 明日退院を迫られて、と入居相談があった方が半年後再度相談に。抗がん剤治療・CVポート留置であんしん村に入居出来るのか?、その1相談の経緯とCVポートとは

 

明日退院を迫られて

「明日退院になり、すい臓にガンが見つかり困っていて」

と入居相談があったのは、
今年の6月でした。

 

突然来られた、
娘さんは50代で、
一人暮らしの母親のことで、
入居相談で来られました。

母親は78歳。

 

5月に定期健診で、
すい臓にガンが見つかり、
細胞接取するため4日入院。

その後、1回目の抗がん剤が始まり、
2回目を行った後でした。

 

その後、今後のことを考え、
連携室で紹介されたのは、

有料老人ホームあんしん村

でした。

 

ご本人や娘さんは、
福井市ではないため、
今後の受診を考えたり、
体調不良や食事などの
対応を考えた時に、

スタッフが紹介して下さりました。

 

「明日退院になり、一人暮らしなので困っていて」

困ってこられても、、
突然来られた方でも、
まずは話を聞いて、
相談に乗るのですが、

病名や既往歴、
家族関係などを聞き、

有料老人ホームあんしん村はこんなところ。

 

と説明をして、
帰宅頂きました。

 

ちょうど、来られた翌日が退院で、
一人暮らしを憂いた娘さんが、
来られたというわけです。

 

自宅へ帰ることは決定なので、
こうお伝えしました。

「明日、退院後に本人が興味があったら、、、、
立ち寄ってください。
当日電話でもいいですよ」

と話しましたが、
その日は来られませんでした。

 

となりに長男一家が住んでいて、
必要なサポートを受けたり、
関わったり出来るものの、

「一人暮らしが楽だから」

と元の生活に戻られた模様。

 

初めて大きな病気が見つかったことと、
抗がん剤治療開始という、
大きなプレッシャーの中で、
関わったり相談を受けたことで、、、

 

見学を終えて帰る時、
娘さんが、、、

「生きる希望が見えました。
先行きが不安でした」

と生き生きとした顔をして、
帰宅されたので、
ご本人が来なくても、
それはよしヨシとしていました。

 

そこまでは、
ただの入居相談かと思っていました。

 

抗がん剤治療が始まって

それから約半年が経ちまして、
再度娘さんから電話がありました。

 

すでに、
抗がん剤治療を始めているが、
予後を見越して、
終末期を見越して、
再度、入居の相談がありました。

 

がん治療を行う

がん治療を内服や点滴で行う場合は、
最近は入院して、、、、

なんてことはせず、

 

3週間毎に外来に通院して行う

のが一般的であり、
入院しても数日様子を見て、
帰宅を迫られます。

 

なので抗がん剤治療が始まって、
退院を迫られたときに

「こんな時に一人暮らしはさせられない!?」

と、再度有料老人ホームあんしん村に
入居相談を頂いたのでした。

 

木曜日に抗がん剤治療を行い、
医師から相談があり、

金曜日に連絡を頂いた時には、、、、

火曜日に退院してね

 

とのことで焦って連絡してきました。

 

お気付きでしょうか、
前回の相談の時も、
今回の相談の時も、
合わせても・・・

本人と会っていない

のです(泣)

 

なので、至急会いに行ってきました。

 

ADLが自立だから

の言葉に振り回されるな。

 

この言葉を病院関係者や、
ケアマネージャや、
剛腕経営者が、

言ったとしても疑え(笑)。

というのは冗談ですが、
今はADLが自立だとしても、
予後が不安です。

 

ADLとは生活の中での基本動作であり、

「起居動作・移乗・移動・食事・更衣・排泄・入浴・整容」動作の一通りが自立している。

という意味で、基本手がかからないのです。

 

 

過去にこんな連載をしました。

これから先は続くので、
1話だけのリンクにしておきますが、

こちらの方も、
同じ病院から退院される方でした。

 

同じく、

ADLが自立、
車にも乗る方で、
大きな病気なども行っていない

ために、
帰宅前に一時的にお預かり。

という目的で入居されました。
現在でも入居されています。

 

 

が、

この方との違いは、、、、

・抗がん剤を実施中
・CVポートを留置し
・予後が不明

ということで、
単に

「今はADLが自立」

という風に、
抗がん剤の合間に、
体調がいいときはADLが自立で、

売店までスタスタ歩いて、
買い物したり、
食事ももりもり食べたり、

要支援すら付かないほど、
元気な状態。

というわけ。

 

CVポートとは

CVポートとは、
改めて解説すると、
というか私も知らなかったので、、、

勉強しまして。
体に管を留置するものです。

 

(画像にリンク貼ってあります)

 

体にカテーテル(管)を留置し、
体に穴を空けて自由に開閉し、
抗がん剤などの薬をそこから
注入するための穴なのです。

なんだその程度か、
と思われるかも知れませんが、

 

胃ろうや、

 

透析時のテシオカテーテル、

 

IVH(中心静脈栄養)や、
点滴針の留置など、

も同じように、
体に管を留置します。

 

この方は、CVポートを使って、
抗がん剤治療を行っています。

またがんの病巣も、
どこにあるのか、
ステージは?

と気になるところがあります。

 

これらは看護師が常駐していない、
医療体制が整っていない、

有料老人ホームあんしん村は、
受け入れるのでしょうか。

 

続く