「社長、話があるんですが・・・」
弊社でも何度聞いてきたことか、、、
ある日突然、「社長、話があるんですが、、、」
あの瞬間は何度体験してきても、慣れませんよね。
話を聞いていくと、
「親や家族の介護が必要になったから」
「高齢になって、関わる必要があるから」
こうして介護離職が発生します。
実際、働いているケアマネージャ自身も、
そうして離職するケースがありました。
「仕事は辞めないでくださいね」
ケアマネージャとして担当する場合、
家族に必ず伝えていることがあります。それは、
「仕事は簡単に辞めないでくださいね」
それよりも、
「半日有給を取ったり、
急に休むことがあったり、
家族に介護者が出たことの理解を頂いたり、
しましょう、辞めるのは最終手段ですからね」
と伝えています。
介護離職が起きる原因
介護離職が起きる原因があります。
それは以下の通りです。
いくつ当てはまりますか?
個人サイド
○周囲や会社に相談していない、相談しにくい
○周囲に協力者が少ない、経験者がいない
○地域包括支援センターなど相談先を知らない
○家族に協力者がおらず、自分がやるしかない
○今すぐ介護の必要性がある(退院間近など)
会社サイド
○介護休業制度がない、相談窓口がない
○有給休暇が取得しにくい、私用で連絡しにくい
○就業規則で制度化されていない、利用されていない
○周囲に介護経験者がいない、相談しにくい雰囲気がある
○管理職や経営者に理解が少ない、経験していない
このため介護離職を予防する対策は、以下の通りになります。
個人サイド
○周囲の方や、50・60代の方に相談する
○管理職や直属の上司に相談する
○地域包括支援センターに連絡する
○家族に依頼する、自分だけが動かない
会社サイド
○管理職や経営者に、協力体制があること、相談していいと全体に周知する
○50代・60代の従業員に介護経験があるか聞く、相談していいか聞く
○就業規則を整備し、介護休暇・介護休業制度を整備する
○半日有給制度や、有給を取得しやすい雰囲気を作る
○定期相談窓口を開設し、プッシュ型で発信する
あなたの会社をチェックしよう!
以上を踏まえて、
あらためてあなたの会社をチェックしましょう。
社内制度・
共有周知
□ 就業規則に介護休暇・介護休業制度がない
□ 経営者や管理職に介護制度の理解がない・経験が少ない
□ 有給を取得しにくい、半日有給制度がない
□ 担当の地域包括支援センターの連絡先を知らない
□ ケアマネ事務所(居宅介護支援事業所)を知らない
□ 介護離職が起きているが共有されていない
相談体制・
個別相談
□ 社内の介護経験者を知らない(特に50代・60代がいない、経験者がいない等)
□ 社内に定期的な相談窓口がない
□ 上司や周囲に介護の相談をしにくい
□ 実態把握(アンケート)を行っていない
□ コミュニケーションが円滑でなく、孤立する従業員がいる
3つ以上、該当したら要注意です。
弊社で実態把握を行った結果、、、
恥ずかしながら弊社でも介護離職が起きていたので、
私が産業ケアマネージャを取得したため、実態把握(アンケート)を実施したところ、
Q8 介護をしながら勤務先で仕事を続けられるか? | Q10 自分が介護する場合の働き方は? | Q19 上司とのコミュニケーション | Q20 同僚部下とのコミュニケーション |
続けられない 5% ※50代 続けられる 23% わからない 70% | 仕事を辞めて専念する 15% ※50代・60代 両立して働く70% | 円滑である73% 円滑でない26% | 円滑である73% 円滑でない26% |
家族に介護が必要になったら「続けられない・辞めようと思っている」と思う従業員がいたのは衝撃でした。なので今は年2回の面談で聞いたり、こちらから話しかけたり、休みを取りやすい雰囲気づくりに努めています。(体験談)
詳しくはこちらの記事で掲載する予定です。
(リンク先)
介護離職は災害です
ある日突然、介護離職や相談が発生します。
以上のこともまとめると、、、
介護離職は災害です!
と言えます。
特に、、、休みにくい、半日で有給が取りにくい、時間の都合がつきにくい、、、
サービス業(飲食・介護など)は特に、ある日ぷっつりと切れる、辞める、
ことが容易に想像がつきます。
(有)あんしん村グループのサポートプラン
弊社が提供する、サポートプランは以下の通りです。
年1回の実態把握を実施します。紙で配布または、kintoneに直接入力し、PDFでレポートをお渡しします。
梅コースの実態把握(年1回)に加え、以下の一つを選べます。
○年1回の社内セミナー
○年2回の個別相談会
○就業規則改定
梅コースの実態把握(年1回)に加え、以下のすべてを行います。
○年1回の社内セミナー
○年2回の個別相談会
○スポット相談年4回
導入にあたっての相談は無料で行っています。
ぜひどうぞ!!
サポートを依頼するには
以下のフォームから申込をお願い致します。
問合せの種類で「産業ケアマネージャ」のチェックを入れてくださいね。