終活座談会が終わりました
第16回終活座談会が終わりました。
こちらでの告知や、
ホームページでの告知はあまり行っておらず、、、、
実際は、、、
イベントや対面でのチラシ配りが多かったところです。
それが、
DM、
ケアマネさんへの営業時、
10/6終活フェアでの配布、
10/12地域ケア会議での配布、
10/20ふれあい祭りでの配布、
など、幸いながら機会がたくさんあったので、配らせてもらいました
テーマは防災
テーマは防災です。
相続、病気、介護、そして防災。
これに共通する裏テーマは何かわかりますか?
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それは、「体験したらよくわかる」ということです。
この言葉は、裏を返すと、
「体験しないとよくわからない」
となります。
つまりこのブログでも掲げている通り、
相続、介護で困らない!ために情報発信は、、、
災害・防災についても、
似たような意味となるということです。
なので現実的な話、
地震や災害などで避難所に行ったこともなく、
家が倒壊するほどの被災も起きたこともなく、
蓄えや備蓄も十分でない、
現実味がない、
中での、BCP作成だった。
というわけです。
参加者には保存水4リットルプレゼント
防災についての備蓄や、
BCP作成にあたっての体制づくりなど、
考えているとまったく進まないのは、
実際体験したこともないのに・・・
と正直思いますが、
そんなことも言ってられません。
備蓄やローテーションを考えるということは、
たんに備蓄するだけじゃなく、
適宜消費することや、
備蓄の消費期限をチェックすることなど、
全体的なコーディネートが必要になるので、、、、
めんどくさいのです。
気持ちでいうと、あ”あ”あ”ってところ(笑)
なので、出来るところから始めよう、
ということで、
「保存水のローテーションに協力してもらおう!」
として、今回プレゼントしました。
一人一人に2リットルの水x2、
5枚入り紙マスク、
福井市で配布されたハザードマップ、
を一式配布しました。
備蓄をまじめにやるとコストが・・・
そして備蓄をまじめにやると、、、
非常にコストが高いです。
10年保存水、
15年保存水、
という水を調べていましたが、、、
1本150円、200円して当たり前です。
300円超えてても普通です。
1日飲料水など必要な水を4リットルとして、、、、
生活水・飲料水など余裕をもたせて。
30人の入居者、スタッフ、そして災害発生直後5日分に対応しよう
とすると、
2リットルx2本 ×50人 ×5日=500本!
は最低必要となり、
1箱6本入りとすると、84箱!
水だけで起き場所が必要となります。
これが予算で言うと、
5年保存水2リットルx6本入り1ケースがおおむね2000円、
42箱で170,000円!
ただし大量発注で35%安!
それでも110,000円ほど。
スペース的には、
幅180cm、高さ70cm、奥行き60cm、2段の備蓄用のラックがあったとすると、
1段あたり、2本×10列=20箱、
2段で40箱。
その備蓄用のラックが2つ必要。
でもギリギリ足りない!
というわけです。
でもこれはあくまで保存水だけの話であり、
他にアルファ枚や簡易トイレ、感染対策グッズなどを考えていくと、、、
まったく置き場所がない!?
となるわけです。
福祉避難所としての使命
今回のテーマは、、、、、
防災をテーマに防災士を呼んだり、
終活をテーマに青木先生や他の方を呼んだり、
したのですが、
都合がつかず、自らで話しました。
選んだテーマは「福祉避難所としての使命」
行政で登録している福祉避難所、
という制度がありますが、まったく機能されていない、、、
No4859 単なる一覧の福祉避難所、単なる文字列の防災計画、を見直す必要があり、BCP(事業継続計画)を名実ともに考え直す時期が来ている。
どころか、
50人くらいに聞いたのですが、全く誰も知らない。
という恐ろしい事態が起きていました。
特に独居や支援が必要、
介護が必要な方は、
学校などの一般避難所に入っても、
きちんと介護が受けられない場合があり、追い出される可能性が高いです。
そのため、、、、
自治会長・民生委員・福祉委員らで作成する、
個別避難計画があれば、
ストレートに福祉避難所に避難できる可能性があります。
この個別避難計画書すら、、、
作成が大変だ、
というわけなんです汗
これを実際に書いてもらうよう、
話をしておりました。
普段からあんしん村と関わっておれば、
デイサービスに通っていれば、
それが周囲に知られていれば、
優先的に受け入れることが出来ますが、
地震があったから、
避難するから、
まずはあんしん村へ来る、というのが本来はNGになっているのです。
なので、地域に根付く施設として、
福祉避難所に登録する、
出入りする方を登録する、
受け入れる!
地域と共に生きていく!
ことが使命だと気付いたわけで、
そんな話をしておりました。
第16回終活座談会(R6/10/26土)が終了!、福祉避難所としての使命とは、その2一覧だけの福祉避難所が、関わる高齢者のフェイスシート≒個別避難計画書を作れば!、書いてて気付いた福祉避難所としての使命。No5619
その1記事では、
第16回終活座談会を開催し、
お呼びした先生方の都合が合わず、結果的に、、、、
「福祉避難所としての使命」のテーマで自分自身で話をしました。
福祉避難所として登録はしていないのですが、、、
そもそも福祉避難所が知られていないとか、
備蓄を真面目にすると大変とか、
そんな話のみならず。
支援が必要な方、
介護が必要な方が、
福祉避難所にストレートに入るためには、
個別避難計画書を作成し、
自治会長らに提出してね、
という話をしました。
福祉避難所登録の現状
では、福井市で福祉避難所を登録している施設はどれくらいあるかというと、、、、
福祉施設が多々あるにも関わらず、
ごく少数、放課後デイを行っている、
事業所の2棟および、
少し離れた施設くらい。
和田小学校地区には、
病院や老健施設など、
多数の施設が登録されていました。
認知もされていない、
登録も不十分だ、
市役所の活動も不十分だ、
というのは、なんとも切ない話です。
それでいて、、、、
1月1日に発生した、
能登大地震のときには、、、、
まったく機能しなかった、
と現地で活動されている方はおっしゃっていました。
それどころか、
社会福祉法人が運営する、、、、
小規模多機能や、介護施設が搬送したり、
救護したりと行政以外の方々がしっかり動く。
国にあたっては、
初動が1月9日、という凄まじい状況でした。
ということは物資がそれ以降に届いたわけですからね(泣)(泣)(泣)
個別避難計画書を作るのは大変
その1記事では、
個別避難計画書があると、、、、
一般避難所に避難する前に、
ストレートに福祉避難所に避難できる、と書きました。
なので、独居の方、日中一人の方はじめ、
要支援・要介護の方は特に、
個別避難計画書を作る必要があるのですが、
これもまたエネルギーが必要です。
「助けて欲しい」
と言ってきた方のリストをもとに、
個別に訪問、相談し、
住所・名前・家族環境他、
介護や本人の身体状況など、
そして避難経路など、
ヒアリングして1人1人、計画書に落とし込む必要があります。
これを、WordやGoogleツールなども
慣れていない高齢の方々が作らないといけないケースもあります。
地域ケア会議でこれをテーマに
話していた時は、
まったく進んでいない、という現状でした。
というのも当たり前で、
・自治会長は1年毎に交代
・福祉委員は2年毎に交代
・民生委員は3年毎に交代
と、半固定的な体制もあれば、
毎年交代し、引継ぎのたびに、、、
1人1人の計画書がアップデートされない、
という現実問題があり、
結局は地図に個別情報を書き込んだものをもって、
引継ぎしているため、
個別避難計画書を作るには至らないわけです。
そりゃそうだ。
循環型の仕組みを作る
もう少しぶっちゃけましょう(笑)
上記保存水とうたっていましたが、、、、
実は、この水、
ディスカウントストアのゲンキーさんで購入しました。
なんと、2リットル60円の天然水でした。
や、安い!
使用期限はなんと、2026年10月まで。
つまり丸々2年間あります。
いうなれば、
1~2年毎でローテーション出来ていれば、、、
ゲンキーの安い水であっても、
しっかりと災害対策になる!
というわけです♪
福祉避難所としての使命
ではまとめます。
前述の個別避難計画書、
何かに似ていませんか?
氏名、連絡先、家族状況・連絡先、支援内容、
主治医と既往歴、サービスの状況、、、
そうです。
介護事業所が作成する、
フェイスシートと同じような項目がたくさん、並んでいるのです。
これはようするに、
地元の介護事業所、
その事業所が福祉避難所として登録していた場合、、、、
フェイスシート≒個別避難計画書となり、
緊急時に優先的に避難することが出来るのです。
これを、、、、、
kintoneをちゃちゃっと修正したら、、、、
でき、、、、てません汗
でも簡単です。
あとは避難支援者や、
避難所までの地図なので、、
避難支援者はテーブルにして、家族や自治会長などを登録、
自宅から避難場所までの経路はGoogleMapから画像を抽出、
これを添付ファイルとして、
項目に追加。
これを作成し、
緊急時に受け入れることこそが、
福祉避難所としての使命!
というわけなんですね、、、、
とこれを書いてて気付きました♪
今回の終活座談会は、
私自身がとてもいい気付きを得ました。
あらためて、福祉避難所としての使命に気づけました。
今後は、、、、
有料老人ホームあんしん村としての備蓄をしっかり行い、
ローテーションの仕組みづくりと、
地域の一人暮らしや要配慮者がいたら、
個別避難計画書を作るのみです。
ほら身の回りに、
独居がいるでしょ。
父だわ(笑)
ほほぅ(笑)
おあとがよろしいようで。